+++++++++++++
「っじゃーん!」
「………」
「うわっすげぇ嫌そうな顔!」
ある日突然、ボンゴレ本部にヴァリアーがやって来た。
「ほらほらほらほらっ、早く選べよツナヨシ!」
「いや…なにがどうなってこうなって…」
「いいから早く選べって!」
大量のシュークリームを持ってやってきた。
「だいたい、なんでいきなりシュークリーム?」
なんか凄い変な感じがするんだけど。
ベルってば悪戯っ子みたいな顔してるし。
でも食べないことには引かないだろうから、取りあえずひとつ手に取ってにおいを嗅いでみる。
うん、変なにおいはしない。
用心して少しだけかじる。
「あ、美味しい」
「何味?種類結構あるんだぜ」
「これは…抹茶、だね」
「へぇールッスーリアの奴そんなんまで作ってたんだ」
「…これ、ルッスーリアが作ったの?ベル」
「ししっ、凄いっしょ。あいつ料理だけは上手いんだ」
「ツナ、入るぜー」
「あ、山本」
軽いノックのあと、山本が顔を出す。
どうしたんだろ。
「お邪魔するわね、ドン。…あ、もしかしてもうそれ食べちゃった?」
「ルッスーリア!それって…このシュークリーム?うん、美味しかったよ、抹茶味だった」
「あら、ちゃんとした味に当たったのね!良かったぁ、それベルちゃんが変なの入れたりしてたのよ」
「なんだよ、変なのって。俺もいっこもらうな」
「…実際、シュークリームに入れるものじゃないと思うのよね、」
「うっわこれ中身酢蛸!」
「えっ」
「そうそう、酢蛸も入ってるのよ」
「しかも生クリームと一緒になって…」
「うわぁ…」
「しししっ、ロシアンシュークリーム?」
色々開けて見たら毒こそないものの殆どそれに近いものも出てきた。
クラゲとかね!
PR