+++++++++++++++++++
「♪~」
「…楽しそうですね、白蘭さん」
→全年齢対象ですから。←
「いい加減これ解いて貰えませんか?」
「それはイヤ。解いたら綱吉クン逃げるでしょ?」
「逃げますよ、そりゃ」
後ろ手。
縄。
痛い。
なーんだ?
正解は『後ろ手』にぎっちり『縄』が結ばれているので『痛い』でした…なんだよ、なんなんだよもう!
「ほーどーいーてーくーだーさーいー!てゆうかさっきから何してるんですか!?」
「ん~…なんて言うんだっけ、コレ?育成ゲームだよ。綱吉クン似の可愛いコでも育てようと思ったんだけどなんと全年齢対象ゲームだったんだよねェ」
「…!?」
「淫乱に育て上げようと思ったんだけど…」
「へっ変態!変態がいる!リボーン!助けてリボーン!」
「…僕が目の前にいるのに他の男を呼ぶなんてヒドいんじゃない綱吉クン?」
「ひぃ…ッ!」
するり、とソファから立ち上がってしなやかに歩いてくる様子はまるで猫。
ぎらぎらと瞳を怪しげに光らせる様は猛禽のよう。
…こ、怖い…
「あのゲーム、もう飽きちゃったんだよね…綱吉クン」
「なっななななんですかっ!?」
「アレの代わりに君を…僕好みに育ててあげる」
「…やっ」
このひと、本当嫌!
--------
「大丈夫だったか、ツナ?」
「やっ山本ぉぉ…ありがとうありがとう!本当ありがとう!だいすき!」
「あはは、サンキュ」
「っ十代目!お怪我はありませんか!?」
「なんとか…」
「綱吉くん無事でしたか!?」
「…くん付けヤメテー!(白蘭怖い白蘭怖い)」
「ま、何とか無事だったみてーだな」
「トラウマは増えたみたいだけどね」
PR