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狭い。
何処がって、家の中が。
序でに言えば肩身も狭い。
「ママン、これはどうしたら良いのかしら?」
「あ、それはこっちに持ってきてもらえる?」
「う゛お゛ぉぃボス、もう少しそっちに行けぇぇ゛!」
「煩ぇカス」
「こら、駄目よザンザス君そんな事言っちゃ!」
「…悪い」
何この状況!?
なんでヴァリアーが此処にいるの!?
なんで母さんXANXUSのことザンザス君なんて呼べるの!?
なんでヴァリアーの人達母さんのことママンって呼んでんの!?
…疑問は尽きないけどそれを解決する手立ては今の所ない。
一番知っているだろうリボーンも父さんも此処にはいないし。(今後の相談とかでイタリアに行っている)
「い…行ってきます…」
「あ、待ったツナヨシ」
とばっちりを受けないうちにさくさく行ってしまおうと思ったのに。
ベルに声をかけられた。
「へ?」
「オレも行くから。案内してよね」
「…はぁ!?」
「だってツッ君、ベル君も歳的には中学生なのよ?だったら行った方がいいじゃない。案内よろしくね?」
「えぇ…大丈夫なの?」
「なーに言ってんのさツナヨシ、オレ王子だぜ?王子に不可能はナイよ」
「王子とかそんな問題じゃなくて争いごとの方を心配してるんだよ!」
止めて本当!
おれにはこのはちゃめちゃ王子括弧自称括弧閉じるの手綱を操る自信なんかないから!
「んじゃママン行ってくんねー」
「行ってらっしゃいベル君」
あああもうどうにもならないよもう…ってか!
なんであの恐ろしさ満点の魔王みたいな奴等が母さんに懐いてるのかが知りたいよおれは!
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